２０１２年のグッドデザイン賞が発表になりました。住宅部門より２軒の一戸建てをご紹介します

受賞数は毎年約1,000件で「グッドデザイン賞」と、さらに複数の「特別賞」で構成されています。ご紹介を機に匠建枚方も、２０１４年の応募に向けて早急に準備してまいりたいと思います。(2012/12/01)

匠建枚方の注文住宅、２０１３年度も５０戸に限り還元価格でご提供します。

(談) 匠建枚方：デザイン・注文住宅 設計士 ヒロタ
まずは、ポラテック株式会社(埼玉県)、注文住宅 前川の家。

ファサードとは、デザインにおいての建築物の正面、または外観として重要な面のこと。シンプルなデザインながらも二階の窓、そして対照の位置にガレージの扉がありバランスのとれた外観となっています。またインナーバルコニーは弊社、匠建枚方でも取り入れますが、プライバシーを守る意味ではとても有効でしょう。また、インナーバルコニーやビルトインガレージ、そして下のスリット壁は、雑然としたものを覆い隠せます。心地よいデザインは人をスッキリとした気分にさせてくれる。この作品はそのようなことを教えてくれます。一方、木によって埋め尽くされたスキップフロアには自然光が入るようにうまく設計され、デザイナー・設計士の能力が窺えるでしょう。
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(前川の家 概要)　都市型住宅密集地の敷地を背景に、クライアントの要望は家族同士が気配を感じ、開放的かつプライバシーを確保することが出来る事。南道路に面した近隣街並は、バルコニーから露出する洗濯物や掃出し窓から室内が剥出しになる無秩序な景色が連なります。「自分のことばかり考えず、周辺を見渡しながら住宅設計を考える」事により内外において新しい風景を創出しました。

威圧しない高さを抑えたファサード。外部と内部の繋がりも街並みに対しての景観を考慮しながら計画。内部は有機的で開放的、小高い丘を散策している様なスキップフロア空間構成にし、空間は一体化しながらも床レベルや階層に変化をもたらし、居心地良い住空間が点在します。

(談) 匠建枚方：設計士 現場管理 カミノ
次もポラテック株式会社(埼玉県)、注文住宅 Slit House。

スリット壁が象徴的な住宅。道路正面からは本体のデザインにスリット壁がピッタリとマッチし、シンプルな清潔感のあるデザインに仕上がっています。また、閉鎖的な空間になりがちな壁も、適度な隙間からご近所とのコミニュケーションの場となるのでしょう。リビングからのウッドデッキは昔の縁側的な役割を果たすのでしょうか。人との関係が希薄になりがちな現代。家族はもちろん、ご近所とも仲良くつきあってゆきたいものです。「私たちは一人で生きていけません」。繋がりや絆は、現代人が忘れている何かを思い起させる意味で、設計家が今後、積極的に取り上げなければならないテーマかもしれません。
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(Slit House 概要)　『スリットから街とつながろう。』　都内近郊の住宅地においての計画。その立地条件や周辺環境からプライバシーを重視し、過度に閉鎖されたデザインが多く見られる。閉ざされた住宅が並列した街並みは、コミュニケーションを失い、空虚な場になって行く。

『今回の計画においては『繋がり』をコンセプトに、街に面した部分にスリットをもうけ住空間と街をつないだ。人と街をつなぎ『個』だけでなく『集』で生活していく街へ発展できるような住まいを提案したい。