匠建は一戸建て新築、不動産を取り扱っています。
一戸建ての新築。不動産の営業方法は今も昔もさほど変わっていません。また、政治家がメッセージを伝える手段もまったく変わっていません。世界中で、住宅の営業技術が現在までに考案されてきました。しかし営業成績の良い販売担当者ほど古典的な技術に頼るのは、効果があることを実感しているからです。政治家の中で近年、小泉さんがその手法を使って大成功しました。一方、野田さんや安倍さんも成功事例を踏襲しているように見えるのは気のせいでしょうか?
一戸建ての新築・不動産。自らの意思で不動産を決断、契約される方は少ないでしょう。多くの新築・不動産情報は、不動産関係の業者からの情報だと思います。たとえば、分譲住宅などの一戸建ての新築は、販売担当者が案内します。建築用の土地などもそうでしょう。そのとき営業さんが仮に「この分譲地でこの土地が一番のお勧めです。ちょうど昨日キャンセルが出たんですよ。これ以上条件の良い土地はほかにありません。分譲価格もお手頃でしょう? なぜだと思います? 交野や枚方で老舗の当社。土地を安く仕入れることができるんです。土地の情報はまっ先にうちに入ってくるようになっています。先ほどご覧頂いたように、標準仕様のモデルハウスも交野市や枚方市ではトップクラスです。品質も保証します。そうだ!! ちょうど、キャンペーン期間中ですので今なら、フル装備仕様でお渡しできます。ただ本日中に預り金を入れて頂くことが条件になります。これを逃したら、もう環境の良い土地を探すのは、今のところ難しいかもしれませんねー。今決めて頂いたら、10万円くらいなら、私が責任をもってサービスしますよ。どうされます? えっ、カーボートですか。それはオプションになりますが……。今電話で上司とすぐに相談しますので、サービスできるようでしたら、本日中にお願いしま~す。」
分譲住宅や建て替えなどの一戸建ての新築や不動産。
ご自分の意思で決断、契約をされていないことがお分かりでしょうか。モデルハウスや分譲地を、販売者がつき添わずに、見ることができれば自分の意思で決めることが可能かもしれません。上記の例のようにフツウは販売担当者が案内します。上の例は平凡な営業さんのたとえ話です。不動産で販売能力の優れている営業さんは、もっと強力にお客さんを誘導します。販売担当者の声に、耳を傾けた瞬間から、他人の意図が加わります。販売者に都合のいい情報がお客さんの頭を占有してゆきます。誇張したり、場合によってはねつ造している可能性も否定できないでしょう。そして、その巧みな話法を使えば、新築商品や土地の価値が上がります。フル装備やサービス品、値引き、そして、さらに営業さんが技術で強引に価値をつり上げなければ売れない物件。すなわち、お得だと思って決断したものの、その不動産物件の価格は、それでもまだ相場よりもずい分高い可能性があるでしょう。相場よりも安ければ、フル装備で気をひき値引きすることなく売れることでしょう。これが現実です。
不動産の営業技術を知るには、ヒトラーの時代まで遡らなければなりません。
情報操作のトリックという本に、ヒトラーの著作の引用文が書かれています。(引用開始)「自由な選択を認めるよりも、対立的考えを一切許さない教旨によるほうが、国民はより強い安心感を抱くことができるであろう……」「大衆に語るべき思想を少数にとどめて、それをうまずたゆまずくり返すことが必要である。大衆は何百ぺんとなく繰り返さないと、もっとも簡単な思想でも覚え込まないものである――(中略)」「かくてスローガンは種々のかたちで示されるべきであるが、しかし結論としては必ず一定の不変な公式に要約して示さねばならない」(情報操作のトリック 川上和久 講談社)
すなわち、伝えたいことを短い言葉でまとめて相手の感情に訴え、何度も同じメッセージを投げかける。同時にライバルのことを考えさえてはいけない。自分に注目させなさいと。偶然かもしれませんが、小泉人気のとき、小泉さんはスローガンをコンパクトにまとめて訴えていました。「聖域なき構造改革!!」「郵政民営化が改革の本丸!!」。メディアが人気に乗っかり朝から晩まで映像や記事で何度も見せつけられました。圧勝して政権は長く続きましたが、彼は郵政改革のことしか頭になく、構造改革はひとつのパフォーマンス。本気で取り組むことなく最後をむかえたのはご承知の通りです。
先の民主党政権は、2009年の衆議院選挙のさい「政権交代」がスローガン。何度も同じ言葉を繰り返していました。その結果、歴史的大勝利に終わったのは記憶に新しいところです。しかしその後内部崩壊し、「鼻血が出ないほど無駄を無くすまで消費税を上げない」と断言していた管さん。首相になるといきなり「消費税導入」を切り出し、鼻血が吹き出しそうになったのは国民の方でした。そして同じく「白蟻(官僚のムダ)を退治するまで消費税は絶対に上げない」と豪語していた野田さんも首相につくと、「消費税のお願い」とか言い出し国民は卒倒しそうになりました。ちなみにこのお二人は選挙で信任された首相ではなく、私たちが直接、選挙で選んだ首相ではありません。国民の期待を裏切る……罪深いと思いませんか? そして各党ともに今回のスローガンにつながります。このように知ってか知らずか、さまざまなところで人を扇動する技術は使われているのです。報道で人気のキャスターも、ダブルバインドという技術を使っていることはよく知られています。
匠建枚方は新築一戸建て、土地などの不動産を取り扱っています。
具体的に一戸建ての新築・不動産・住宅の営業担当者がどのように契約までこぎつけるかは、次の機会に譲ります。
少しだけ予告を。私たちが空を見上げれば宇宙が垣間見れます。その宇宙まで見渡せる広い視野を、人間は進化の過程で手に入れました。住宅の営業担当者は、お客さまの視野を砂粒ほどの視野に狭めてゆきます。次回はそのようなお話しをさせて頂きます。
視野を狭めるという意味で、テレビは格好の扇動道具になります。数年前ビリーズブートキャンプを購入した人は多いと思います。長く続かず三日坊主で終わった方はうまく誘導されたのかもしれませんね。お気をつけを!!
書き添えます。
匠建枚方では、他とは違い、多くの情報を差し上げるようにしています。先日も弊社の上司が担当者に「○○さん。6時間もお客さまと何しゃべってんのん?」。担当者は平然と「お客さまの質問にお答えしていただけですよ」。時間が許せることなら弊社では、5時間6時間の接客はよくあります。広い視野をもって頂くためです。お客さまも情報収集に懸命。心をうたれます。
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