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2014年09月12日

不動産屋が儲かる案内したい不動産物件とは

不動産裏情報から学ぼう

本当は不動産屋が教えたくないウラ情報から学ぼう

本当は不動産屋が教えたくない ウラ情報
2014年9月8日19時から「中居正広のミになる図書館」が放映されました。タイトルは「本当は不動産屋が教えたくない ウラ情報ベスト15」。録画で見ました。どうでしょうか。当ホームページでご指摘しているように、住宅業者、不動産業者から、気づかないうちに、「思いも寄らぬ方向に誘導されている」、ということをお分かり頂けたでしょうか。

テレビで放映できる範囲の裏情報でしたが、不動産業界には、もっと「あくどい」顧客誘導方法、利益水増し方法があります。新築一戸建てやリフォームをお考えの方は、さらに注意が必要です。

不動産屋が儲かる案内したい不動産物件とは

不動産屋が教えたくないウラ情報の2位は。
不動産屋の営業担当が売り込むのは良い物件ではなく「自分が儲かる物件」でした。両手(両方の手数料、両手仲介とも呼ばれます)と片手(片方の手数料)の例をパネルで説明していました。不動産業者の仲介手数料は、一般的に物件価格の3パーセントに、6万円をプラスした手数料が上限になっています。

土地や中古一戸建ての売主と、買主の両方から仲介手数料を頂ければ儲かります。しかし、売主側と買主側にそれぞれ別の不動産仲介会社が存在する場合。それぞれの取り分は「片手、片方だけの手数料」になります。仲介手数料が折半されてしまうのです。

たとえば、Aさんが新築一戸建ての仲介をある不動産業者に依頼している場合。
Aさんの予算にピッタリ新築物件でも、片方の手数料の売上しか上がらない場合。Aさんが相談していた予算や条件と異なっている物件でも、売り主側、買い主側、双方から手数料の入る新築一戸建てを、先に紹介することはよくあるでしょう。売り上げ・儲け優先の会社の営業担当者なら、両手の不動産物件を強くすすめてくることは想像できますよね。

もっと、手の込んだ物件の紹介方法もあります。不動産取引では、情報弱者のお客さんが得をすることはあまりないのかもしれませんね。担当者に「不動産屋の営業担当が売り込むのは良い物件ではなく『自分が儲かる物件』のようですね。テレビで見ましたよ」「あなたも他のお客さんには利益誘導しているのですか?」「他に、お客さんを誤魔化すにはどんな方法が?」と遠慮せずに質問すれば、少しは抑止力が働くことでしょう。

まじめにやっている不動産会社もあります。その人たちの名誉のために。嘘やごまかしは不動産屋だけの特権ではなく、ほかの業界でもよくあることでしょう。現在、多くの業界で嘘はある、といいきっても供給過剰のいま、大げさではなくなっているのかもしれませんね。

楽しそうにキッチンで料理をする少年

借金を受け継ぐ次世代の人たちの苦労を考えよう!

人の気持ちが分かるトレーニング

新築や中古住宅を購入予定の方に……
住宅業界・不動産業界はそんなに甘くない、と何度も警笛を鳴らしてきました。ひつこい(関西弁)くらい。番組をご覧になられた方は、少しは慎重になられるかもしれませんね。住宅・不動産会社に限っては、大きい会社だから信用できる、ってことはないのです。小さい会社を勧めているのでもありません。人の痛みのわかる住宅メーカーや、人間性の高い経営者がリーダーシップを発揮ている工務店に依頼しないと大変なことになるのです。土地や戸建住宅を不動産仲介会社に依頼していれば、不動産物件を案内される前に、まずは、社長やリーダー、従業員の人格を問うことを忘れてはいけません。

人生で高額な買い物は住宅と保険です。私たち高額の商品を売る企業は、社会に対してもっと責任をもたなければならないのです。人の気持ちが分かるようになるには、トレーニングとして、福島の子供たちの甲状腺がん問題、沖縄の人たちの切り捨て問題などに、この業界の人たちはもっと目をむければいいでしょう。

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