パワーボードのデザインパネルを３種類使っています。

ポーチの屋根は、２階のウォークインクローゼットを持ち出してアクセントに。その部分とバルコニーにブラウンで木のイメージを入れたことで、しっくりと落ち着いた雰囲気に仕上がりました。

1階から２階に３つの細長い窓を入れ、少し出窓のように出すことで室内からは部屋の広がりに……外からのアクセントにもなっています。柔らかな配色は穏やかなご家族の印象にピッタリですね。

「優しいご主人に、穏やかな奥さま。お互いに尊敬しあって理想のカップルやん」２０１１年の５月ごろ最初にお会いしたときの印象です。
設計でのご要望のひとつは、お子さまが生まれたときのことなど、将来のことを考えフレキシブルに部屋を使えることがリクエストでした。その未来がすぐにやってきたー。「おめでとう！」
左の写真はヒロタに突進中のＫ君。なにやら足元を狙っています。(笑)「Ｋくん。パパとママは生まれる前からＫくんのお部屋を考えてくれてましたよー」

奥さまのご要望で重要なポイントはキッチンからの動線でした。玄関からキッチンへ。キッチン–>洗面所–>２階のバルコニーへのつながりも。家事動線が理想通りでとても満足されているようです。収納のパントリーや対面キッチンを利用した物入も便利に使えます。

家事動線（動線）とは
主に、住居、部屋などの建築空間において、人が行動したり物が移動したりする軌跡や方向を表す線を「動線」と言い、その動線の中で、炊事・洗濯・掃除などの家事において移動する経路を家事動線と言う。一般的に動線が短いと、無駄な動きが少なくなるため、機能性や居住性が高まる。（Weblio辞書から引用）

キッチンから洗面所への扉だけホワイト。

同じ白い壁紙になじんでキッチンが明るく感じられます。

ホールから和室へのアクセスは、遠方から来られるご両親を迎えてくれる空間にもなっています。薄いグリーンのアクセントクロスはホールから見るとまた違った印象ですね。

あったかみのある床から扉に合わせた階段の色の組み合わせがいけてます(^^)

階段は玄関ホールから２階につながる設計。また、リビングからは扉を開ければすぐ２階に上がれます。

１階のトイレは階段の下の空間を利用――玄関ホールからつながっていますが来客からは見えにくい場所に配置。洗面室からも近くて便利です。壁は上品なフラワー模様のクロス。模様や色の違いでトイレの雰囲気も様変わりします。

浴槽はかわいいピンク。白いレリーフ模様の壁はタカラスタンダードの高品質ホーロー。

ホールから洗面室に入り洗面室からリビングを見る。１周できました(^_^)v
Ｋくんが歩くことを覚えたら、Ｍ奥さま、毎日３週くらい一緒に周回してあげて下さい。きっと、幼稚園の運動会で一等賞をとれますよ。彼には一周、４００ｍくらいの感覚かもしれませんが(^_^)/

対面キッチンの壁にさりげないニッチ。
カウンターはアイカの優しい色合い。ダウンライトの光が優しく照らしてくれます。

ダイニングにはデッドスペースを利用した収納を。
どこにつけようか迷った結果のこの位置でした。目立たないホワイトにして正解。

高台の家なのでキッチンからの目線が高いです。

階段には、おすすめのライトを。広がりがキレイでしょ。

アイカの玄関収納は、細長いスタイリッシュなデザイン。

設計当時はまだ新婚さんだったため、「とにかく将来のために続き間の子供部屋にしたい」とおっしゃっていた奥様。今やかわいい男の子の母。Ｋくん、成長しているだろうなぁ。また、行ってみよ。

このダークはアイカ独特。結構深いダークカラーです。扉の枠もホワイトなのがアイカの特徴。

寝室への入り口。出窓なので奥行を感じますね。

ウォークインクローゼット。
普段はこんな大きな窓は付けませんが、正面のアクセントになるように、縦長の窓をつけました。北側なので、直射日光で衣類が色あせたりする心配はありません。

寝室と子供部屋。２ｗａｙのバルコニー。これは本当に便利。

４．５帖は広いでしょ～。壁に物干し金具をつけました。