システムキッチンの右、カップボードのカウンターの上は調理器具を置くことはもちろん、調理途中の料理を仮置きする場所としても利用できます。そして、その上には明り取り窓（Fix窓）。ダイニングを明るく照らしてくれます。

その下、カップボードの上は、シェルフを造作。2段のカウンターを段違いにバランスを考えて配置しました。「雑貨や調理器具などを見せる収納としてオシャレに飾りたい」と奥さま。

一方、右側のスタディーコーナーは「スタディカウンターをカップボードとつなげて設置したい！」とのご意見。ご提案したのが一体感のあるイメージ。カウンターはカップボードと同じ人造大理石、カウンターを支える脚はカップボードと同じパネルです。動線も良くこちらも喜んで頂いています。

ダイニングスペースに、アンティーク調のペンダントライトが３つ取り付けられています。これはMさまがご自身が購入された照明器具です。傘の色は一つ一つ異なるデザインでインテリアにもなっています。

ＬＤＫの扉はリクシルの「ヴィンティア（チャコールブラック ）」。ダイニングキッチンとの相性もいいですね。

ＬＤＫに隣接した和室4.5帖。リビングから約400㎜床高を上げて小上がりの間に。

内装はグリーンの和調クロス、畳は高級和紙半畳畳にすることでモダンな和室に仕上がっています。

ＬＤＫからリビング階段、そして２階ホールにグルっとつながる大空間の吹き抜けがおしゃれ。それを囲うのはアイアン手すり。既製品がないので特注。Ｍ様オリジナルオーダー品です。

この都会的なアイアン手すりや統一された配色、ダウンライトの効果もあってセンスのいい吹き抜けリビングに仕上がっています。

吹き抜けには温かい空気が上昇し溜まります。対策にシーリングファンを取り付け空気を循環させます。

Ｍさまは内装とコーディネートしたブラックのシーリングファンを選択されました。木目調のクロスとも相性抜群。かっこよく仕上がっていますね。

吹き抜けを設ける目的はいくつかありますが、室内に光を取り込むこともそのひとつ。２階ホールの吹き抜けはデザイン性を考慮し、窓はＦｉｘ窓（フィックス窓）をご提案しました。（Ｗ600㎜／Ｈ1100㎜）

階段を２階に上がり直進方向に３帖の納戸を構成。これで季節の家電や雑多なモノをたっぷり収納いただけますね。遊び心で壁紙はモノトーンのユニークなチェック柄を採用されました。

玄関収納はオープンスタイル。

靴棚はシューズクローゼットタイプをご検討されましたが、コートをかけるスペースが取れず、思い切って扉をなくすことに！これで忙しいときに靴を出し入れしやすくなりました。土間部分を横長したことで玄関にゆとりがうまれました。

玄関ホール、アーチ開口（アーチのタレ壁）の向こうは先ほどご紹介した和室。引き戸が付いています。ゲストを異空間に導いてくれるような装飾デザインですね。

洗面室にもアイディアがたっぷり。洗面台はパナソニックのシーライン(C-Line)フロートタイプ。三面鏡と洗面台の間に名古屋モザイクのタイルをコーディネートされました。

フロアタイルは２種類のシートを千鳥貼りに。和モダンの雰囲気を感じます。

洗面化粧台の下にリネン庫（洗面収納）を造作。タオルや着替えなどを収納していただけます。

リビングと一体となったウッドデッキスペースは約６帖。ウッドスペースとつながることでリビング側では広がり（奥行き感）を感じます。

デッキの横には選択物干しスペースを設置。洗面室からもデッキに直接出入りすることができ、洗濯から物干しへの動線も抜群の空間になりました。