外観の色はアイボリーと、ベージュに近い茶色。外壁材のパワーボードは「古レンガE」と「フラットパネル」を組みあわせて使用しています。「古レンガ」などのレリーフ柄は、表面に巧みに表現された溝、欠け、凹凸や丸みが、石造りや砂岩造りの印象を醸し出します。

屋根の形状は、4パターン検討した中から、現在の切妻スタイルを選ばれました。高低差のある敷地ですので、アプローチ階段は必須そのスペースを確保しながらの建物形状設定のため、凹凸のあるファサードになりますが、その形状を生かした可愛い外観に仕上がったのではないでしょうか。

階段と玄関ポーチはLIXILの「ライムアレーナ」という商品を選定！アイボリーの外観に合う、淡いピンク色（LN-12）を選ばれました。階段には、将来のことも考えて、壁付手摺を設けました。

内側から見ても、少し開口があるだけで違った印象に感じますね。プランを練るときも気になっていたのが、玄関廻りがどう仕上がるか…現地も確認しつつ、イメージパースを見ながら少しでも広く感じるように、どういうアイデアがあるか思案を重ねました。この開口も、外観パースを見ながら決めていったことのひとつです

玄関ドアは、LIXILジエスタのシリーズから、採風ドアをご採用。デザインはE89型で、ガラス部分が引き戸のように可動して、ドアを閉めたままでも採風を確保することができます。

また、玄関ホールには、新タイプの玄関用収納、パナソニックのクロークボックスと、トイレへの入口、2階に上がる階段があります。

押入側に扉が収納されます。クローゼット扉と仏間の床は、シックにLIXILのクリエダーク色。アクセントクロスは、サンゲツのRE-2657です。仏間の上には大きめの額縁に入れた写真を置けるように…建て替えで、家にあるものが明確にわかっているからこそ！打合せを重ねて、きちんと置き場所を確保できる注文住宅は良いですね。

キッチン横にはふかし壁を作って、出来上がった料理や、食べ終わったお皿を天板（カウンター）に置けるように。ふかし壁にぴったりとくっつける形で、ダイニングテーブルを置かれる予定ですご家族3名がすわっても、通路や家事動線の支障にならないように計画しています！

キッチンはタカラスタンダードのオフェリア。 清潔感のある白い木目を選ばれました。

扉は木製で、表面にメラミン樹脂を貼っています。このメラミン高圧化粧板はアイカ工業の商品を使用（タカラスタンダードはアイカ工業とコラボデザインして、キッチンや洗面台の扉カラーをラインアップ）。メラミン化粧版の優れた物性はこちらに詳しく解説されています。

階段部分が道路に面する外壁という配置でもありますので、外観ファサードも考慮して、FIX窓は365mm×1100mmのサイズを2つ並べて設置しました。

こちらは、大きなクローゼットのある部屋。部屋の入口側にクローゼットを設置すると、これだけの収納幅はとれないので、「奥側の窓はあきらめる！2700mmの収納必須！」ということで間取りが決定しました。

そしてこれがマドモ（室内窓）の効果！！マドモと上下窓で明るいお部屋に。手前のお部屋（先ほどご紹介したお母様のお部屋）ごしでもしっかりと明るさが入っていますね。