Construction Case 建築実例・施工事例

注文住宅

大阪I邸 – 折り上げ天井と照明が映えるLDKのある家

大阪I邸 – 折り上げ天井と照明が映えるLDKのある家

(設計について)I様邸は、「見せ梁」で高い天井高を確保+リビング階段には「造作のオープン階段」をご採用。どちらもリビングを広く確保するための工夫の一つです 。

そんなLDKには、天井を照らす「コーブ照明」という手法の間接照明と、インテリア性が高く、調湿・消臭効果も期待できる「エコカラット」を巧みに演出するダウンライトがあったりと工夫がいっぱいです 。

そしてなんと!キッチンに立つと、ダイニングテーブル越しにウッドデッキが見えるんです キッチンの横には、リビングの床とフラットな畳コーナーも併設 お子様がどこで遊んでいても様子がうかがえるという、奥様のアイデアがいっぱい詰まった間取り。

21帖のLDK

I様邸のLDKは、畳コーナーと合わせて約21帖。オープンな広々とした空間です。構造的に必要な「2階の床を支える柱」は、壁ではなく化粧柱にして、風と視線が通るLDKにというI様のご要望をかなえることができました。

化粧柱にはアレルギー対応の自然塗料リボス(I様邸はローズウッド色)を採用しています。木の風合いや木目が残り、ペンキのようなつやが出ないため、落ち着いた雰囲気に仕上がります。

LDKは、畳コーナーと合わせて約21帖。

リビングは折り上げ天井

ソファを置いてくつろぐリビングは折り上げ天井に。見せ梁を採用して、高い天井高とオシャレなリビング空間を演出。リビングの見せ梁もプレーナーで仕上げて、化粧柱と同じくリボス塗装で仕上げています。

折り上げ天井【おりあげてんじょう】
部屋の中央部分の天井を、周囲よりも一段高く凹ませたものをさします。リビングや玄関などで採用されることが多く、「格天井」にしたものがよく見られます。「折り上げ天井」は、開放感があり部屋を広く見えるという効果や、間接照明を入れてスタイリッシュなイメージを演出するなどのメリットがあります。(出典 ホームズ 折り上げ天井

リビングは折り上げ天井に。見せ梁を採用して、高い天井高とオシャレなリビング空間を演出。

家族がくつろぐリビングは間接照明で空間を演出。

大工さんに間接照明BOXを作ってもらい大光電機の照明器具(DSY-4394YW)を仕込みました 光の色合いは「電球色」で計画。3.6m間口の空間に、1.5mの照明器具2本を連結しています。端から端まで発光している器具を選んでいるので、2本の継ぎ目で光が途切れることもありませ

家族がくつろぐリビングは間接照明で空間を演出。

キッチン横に畳コーナー

キッチン横の畳コーナーは、まだちっちゃいH君も安心して遊ばせられるように。あえて小上がりにはせず、LDKの床とフラットに仕上げました!畳はダイケンの半帖畳「清流」の灰桜色を市松に見えるよう配置。畳目の方向が変わるだけで、ほんのり色合いが違って見えるのも、半帖畳のオシャレなところ。

キッチンはセミフラット対面タイプ

キッチンはパナソニックのラクシーナ。LDKの入り口ドアと合わせたダーク柄のキッチンは、セミフラット対面タイプにして開放感のある仕上がりに。使い勝手が良いように、ダイニングテーブル側にスタイリッシュなコンセント(ブラック)も設けました。

カップボードは、キッチンと同じラクシーナですが、こちらは壁となじむ鏡面ホワイト柄。カップボードの組み合わせは様々で、皆様ショールームで商品を見ていただいて色々とご検討されます。I様は引戸タイプのトール収納キャビネットに♪開き戸と比べて省スペースで食器の出し入れを行えますね。

キッチンはセミフラット対面タイプ

玄関収納

シューズクロークの扉を開けると、正面にはたくさんの靴棚があらわれます73㎝の樹脂棚が9枚×2列なので、単純計算でも54足の靴がしまえる容量。その横には木製棚×6枚もあるので、さらに靴を置くことも、お子様の外遊びグッズや、靴のお手入れ用品を置くことも可能

シューズクロークは2WAY動線(ウォークスルータイプ)を希望される方もおられますが、I様は迷われた末に「収納たっぷり!3面壁面タイプ」にされました。壁面が増えることで通路スペースが減ってしまいます。ところが、その分、収納用途が広がり収納力がUPすることになるんです。使用用途が広がれば、奥には、キャンプ道具などを置くこともできますね。

シューズクロークは収納たっぷり!3面壁面タイプに

靴棚はエントランスパーツ

シューズクローゼットの扉は、壁から30㎝離して計画。
そうして作ったスペースに、コートやカッパを掛けれる「ハンガーパイプ」を設置しました。パイプの奥には、採光・採風の為の上下窓も設けています。

靴棚は、パナソニックのエントランスパーツ⇒樹脂製の可動棚は、お掃除がしやすく、収納する靴によって高さが変更可能。棚をはずして足元にベビーカーやゴルフバックを置くことも出来ます。また棚と棚の間に隙間があるので通気性が良く、臭いがこもりにくい構造です。

靴棚は、パナソニックのエントランスパーツ

フロートタイプのシーライン

洗面室は一般的な大きさ、2帖の空間に洗面化粧台と洗濯機を置かれる計画です。

洗面化粧台はパナソニックのシーライン。スタイシッシュでデザイン性も高い「フロートタイプ」の洗面化粧台を選ばれました。3面鏡の「ツインラインLED照明」は、従来の上から照らすライトと違って、顔に影が出来にくくてメイクがしやすい。また、どの高さも照らしているので「作業中の手元」や「小さなお子様のお顔」も明るく見える照明です。

洗面化粧台はパナソニックのシーライン。スタイシッシュでデザイン性も高い「フロートタイプ」の洗面化粧台を選ばれました。

洗面収納のアイデア

洗面室の収納庫の配置アイデア・・・扉を洗面室の出入口とあわせて「2枚引違い扉(洗面収納)」にすると、洗面空間を無駄なく効率よく利用できます。

洗面室に引戸を採用しつつも、扉の横に収納スペースを確保する方法のひとつです。「洗面室に収納は欲しいけれど、洗面空間に2.5帖や3帖の空間をとるよりは玄関ホールやLDKを広く見せたい」「洗面室には開口部が大きくて、使いやすい引戸がいい」そんな時には、こういった手法で収納スペースを確保する方法もあること、間取りの一例として覚えておくと良いかもデス。

洗面室の収納庫の配置アイデア・・・扉を洗面室の出入口とあわせて「2枚引違い扉(洗面収納)」にすると、洗面空間を無駄なく効率よく利用できます。

ユニットバスはLIXILのアライズ

ユニットバスはLIXILの「アライズ」 ⇒組石グレーのアクセントパネルは、天然石を再現した柄やラインが折り重なった豊かな表情を持つパネルです。

I様はLIXILのショールームに行かれて、足がゆったり伸ばせる「ロング浴槽」を選ばれました。普段なかなか体感する事の少ないユニットバスの大きさ…各メーカーで数種類の浴槽があることはもちろん、メーカーによっても違いがあるので、ショールームに行かれた際には恥ずかしがらず入ってみて下さいね。

ユニットバスはLIXILのアライズ。足がゆったり伸ばせる「ロング浴槽」

100年クリーンのアクアセラミック

1階のトイレはタンクレス仕様。便器は「100年クリーン」のアクアセラミック素材(LIXIL)の製品です。アクアセラミックって聞いた事ありますか?名称こそ知らなくても、山Pも出演しているこのアリときりぎりすのCMはご存知の方も多いのではないでしょうか。

100年クリーンのアクアセラミック

階段にブラケットタイプの照明

階段には、幅600mm×高さ1100mm。大開口のFIX窓と、ブラケットタイプの照明器具(階段照明)を2灯配置しました。DBK-37829。四角い筒が二重にかさなったような形状で、その間からやわらかい光がこもれ出ています。

階段にブラケットタイプの照明

寝室の床はショコラオーク

寝室の床はLIXILの“ラッシッサD フロア”「ショコラオーク」、出入口ドアはLIXILのラテオシリーズから、同じく「ショコラオーク」を選ばれました。ラテオシリーズは、Dフロアにあわせた色合い・木目感が選択できるのが特徴!ショコラオークはダークな質感の中にもグラデーションがある美しいお色柄です。

寝室の床はショコラオーク

続き間の子供部屋

照明やスイッチ、コンセントの位置も、ワンフロアで使うとき、間仕切り壁を作ったときのどちらでも使いやすいようにと配慮されています。

「コンセントの位置は、使ってみないとわからない」これ、新築の口コミとかで見かける項目ではないでしょうか?私たち設計士はそれを少しでも無くすために、家具の配置を想定したご提案や、今までお客様から「あれば便利」とお声の上がった部分は、打合せしているお客様に必ずお伝えするようにしています。

続き間の子供部屋

書斎部屋

階段を上がった先には、木目調のアクセントクロスが映えるシックな約3帖の書斎。正面には、1階のLDKとデザインをあわせた3連窓があります。幅365mm×高さ1100mmのFIX窓と縦スベリ窓の組み合わせです。

縦スベリ窓は、縦を軸に回転して外に開く窓 片上下窓と比べると、同じ「採風できる窓」でも真ん中にフレームがない分だけスッキリとした見た目に仕上がります。また窓を開けたときに風を受け止めるような形となるため、1面にしか窓を付けれない部屋でも風が循環しやすい、換気に適した窓形状でもあります。

シックな約3帖の書斎。正面には、1階のLDKとデザインをあわせた3連窓があります。

陰影が美しい外観

I様邸のファサードは、外観にアクセントをつけるために200mmのふかし壁を計画。その部分を「大谷石」というのデザインパネルのパワーボードで仕上げました。

「大谷石」と「ジーファスチェック75」は微妙に色合いを変えています。大谷石が少しだけグレー寄り。パワーボードの塗料は、実に様々な色合いがありますので、色の組み合わせ、太陽光の元で見える色合いを確認しながら、色決めをしていきます。

パワーボードは、『パワーボード施工→コーキング(目地埋め)→塗装』という工程で工事を進めていきます。つまり、コーキングの上に塗装を行うことになるわけです。

パワーボードの陰影が美しい立体的な家

南側にはガレージ

建物の南側にはガレージを計画。隣地境界とのあき寸法を、3mとっています。こうすることで、2階にある子供室2室にも、明るい光が差し込む間取りとなりました。

アプローチは2段の回り階段で計画。天然石の風合いを残したナチュラル色の乱形石で、階段とアプローチ周りを仕上げました。

建物の南側にはガレージを計画。

ウッドデッキはひとと木2

LDKの前にはウッドデッキを設置三協アルミのひとと木2。チャコールブラック色の樹脂デッキに、三協アルミのマイリッシュフェンスを組み合わせています♪ ウッドデッキは、ちょうど高低差もある角地部分に当たるので、高さもあって見晴らしのよいプライベート空間に仕上がりました。

ウッドデッキはひとと木2

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