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中古マンション価格が上昇しているのは値上がりの前に買ったほうが得だと感じているのだ
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近畿圏、中部圏も揃って上昇基調に東京23区及び大阪市では前月比1.0%上昇
中古マンション価格は上昇基調のようです。
東京カンテイがこのほどまとめた2014年1月の中古マンション価格天気図(70平方メートル換算)によると、前月に引き続き「晴れ」の地域が最多となり、価格の上昇傾向がより鮮明になっている。
価格の上昇傾向を示す「晴れ」が14→17地域に増加。前月に「晴れ」だった地域はすべてこれを維持し、「薄日」だった地域のうち3都県が「晴れ」に転じた。(東京カンテイからの引用)
なぜ、都市の中古マンションや土地が上昇しているのだろう?
米国ではリーマンショック以降FRBの金融緩和政策でお金をジャブジャブに増やしました。現金の量を増加させたことにより、株式市場と都市部の土地資産が上昇しました。因みに、FRBの思惑がはずれ米国では現在まで個人の給料は増えていません。今は金融緩和から縮小に舵をきっているのはご存じのとおりです。
日銀は今後も緩和政策を続ける見込みです。アメリカの例をふまえれば、お金の量を増やすことにより、日本でも上がりやすい資産の方に投機が向かいそうです。企業が銀行から現金を借りて設備投資には向かっていないということが言われています。
ところで、資産などの物価が上昇すれば、現金が目減りしお金の価値が下がります。たとえば、今までよりも100万円で買うことのできる「物」が少なくなるからですね。中古マンション価格が上がっているのは、値上がりする前に買ったほうが得だと、住宅取得者は感じているのかもしれません。一戸建てやマンションを所有している方は、物価が上昇すれば資産価格が上がり、今後、中古マンションや一戸建てを売る機会がある場合、または代替わりで将来売却することがあれば売値相場が上がりそのときは有利に働くでしょう。他方、物価が上昇し続けるのなら、現預金と資産のバランスを今までよりも考える必要があるかもしれませんね。
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