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2014年12月12日

2014年12月のリクシル住宅用建材・設備機器の値上げ状況

2014年12月12日現在 リクシルさんからの値上げ要求はまだ届いていません

リクシル(LIXIL)の値上げについて
こちらで「大手資材メーカー(リクシル)から一か月ほど前に匠建枚方へ値上げの打診がありました」とコラムに書きましたが。2014年12月12日現在、匠建枚方にLIXILさんからの値上げ要求はまだ届いていません。衆議院選挙のゆくえを注視しているのかもしれません。

リクシルの価格改定前に、すでにAGC旭硝子や日本板硝子などのガラスメーカーや、YKK?APなどの窓・サッシメーカーが、この秋より建築用ガラスの価格を10~20%程度引き上げる方針を打ち出していました。選挙の大勢は新聞記事が正しいとすれば決まっています。

実質賃金が下がり続けているにもかかわらず、国の無駄使いをなくす前に、インフレと増税、年金支給の減額を国民は受け入れるようです(同じ政策の仕切り直しを許せる包容力と優しさが日本人にはありそうです)。

新築戸建てや新築マンションの値段は、金融緩和や年金資金の日本株比率上げの思惑で底上げされている株価のように、官製インフレ(官製相場)により、2013年12月の防火サッシ値上げにつづき住宅購入者には厳しい値上げになるのかもしれません。でも、国民は可処分所得が減ってもインフレを容認しているのですから仕方ありません。匠建枚方は、戸建て新築価格の値上げにはできる限り抵抗します。でも、資材メーカーの値上げを丸のみするのは不可能です。

住宅購入の必勝法を力説する外国人

国が動くたびに購入価格が上がってきた新築戸建住宅。
必勝法はタイミングと正しい情報を発信している住宅会社を選ぶことだと思う

リクシルより 住宅用建材・設備機器のメーカー希望小売価格の一部の改定について

2014年11月1日受注分より
建築用加工ガラス(複層ガラス等)10~15%程度
衛生陶器、洗面化粧台 3~5%程度
単体浴槽、防水パン 5%程度
床材 2~4%程度
外装用タイル建材 10%程度

2015年2月1日受注分より
玄関ドア・引戸 3~5%程度
外装用以外のタイル建材 10%程度

原材料ならびに燃料価格高騰による住宅用建材・設備機器のメーカー希望小売価格の一部の改定について

長期の攻防戦が予想されるLIXIL初となる大幅値上げ

(引用開始)ついに山が動いた。9月26日、住宅・設備業界最大手のLIXILが、木造住宅やマンションの新築・リフォームに使う建材・設備機器の一部で、約6年ぶりとなる大幅値上げ(価格改定)を打ち出した。

2011年4月に、トステム、INAX、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリアの5社が合併して新会社LIXILが発足してから初めての価格改定であり、全製品の10~20%が対象になる。(中略)

LIXILの価格改定で、最も値上げ幅が大きいのは、断熱性や遮熱性に優れる“建築用複層ガラス”で、12~15%程度と強気の姿勢で臨む。それもそのはず、ガラスは、原材料のほぼ全てを輸入に依存しており、各種加工のための燃料価格も高騰しているからだ。それで、「もはや企業努力のみで吸収することは限界」(LIXIL)という大義名分が立つし、値上げの正当性も訴えやすくはなる。(引用終わり)(DIAMOND onlinからの引用

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