Construction Case 建築実例・施工事例
部屋や水回りへI型対面式キッチンを中心にらくらく移動
大阪府の注文住宅「S様邸のキッチン」をご紹介いたします。
S様邸は南東の角地。そこに2世帯住宅のオーダーをいただきました。
「1階のLDKと和室をどのように配置するのか?」「水まわりへの動線」等、多くのパターンを考慮されましたが「キッチンを中心に移動しやすいプラン」で決定!2世帯ともに使い勝手のいいキッチンが完成しています。
I型対面式キッチン「オフェリア マルチ収納ボックスタイプ」
I型対面式キッチンの利点は・・・
①造作の壁で手元が隠れるので、水や油の飛び散りを防ぐことができ安心。②急な来客が来ても、料理中、片付け前の手元が隠れる。③コンロ前の壁には「ホーロークリーンキッチンパネル」が貼ってあるので、お料理汚れが飛んでもさっと一拭き。主に、この3つの理由で「I型対面キッチン」は根強い人気です。
I型対面キッチン正面の腰壁に「マルチ収納ボックス」を造作。タカラスタンダードのマルチボックスは「ホーロー製」。汚れや衝撃に強く、マグネットが付き!洗った包丁やコップなどの仮置きにもピッタリ!さまざまな用途にあわせお使いいただけます。
玄関ホールからキッチンへの動線
2世帯の場合、生活のリズムが親世帯、子世帯で異なることが多いですよね。キッチンを使うタイミングも、お部屋の配置によっては気を使う時間帯があります。
S様邸は、玄関ホールからそのままキッチンへ入ることができるんです。その扉がこの写真奥のかわいい小窓付き引き戸。扉は「リクシルのラシッサS(LGJデザイン)」
玄関ホールには階段を配置していますので、2階から降りてきて直接キッチンへ移動できます。また、お風呂や洗面室にもらくらく移動!使いやすい動線を確保されました。
ガラス扉吊り戸と勝手口の土間
カップボードはキッチンと同じタカラスタンダード製。幅はW750+600+600=計1950ミリと可能な限り広くセッティング。ベースキャビネットはハイカウンタータイプ。引き出し収納でキッチン用品がたっぷり入ります。
吊り戸の扉は珍しいガラスデザイン!くもりガラスからチラッとお皿やグラスが見えて、素敵に収納できそうです。
向かってカップボードの右側に「勝手口」。勝手口からすぐに外に出るプランはよくあるのですが、外履きが雨に濡れてしまいます。そこでご提案したのが「土間」。少しのスペースでも土間があれば、外履きのクロックスなどを置けて、空き缶などゴミ類の仮置きもできて便利に利用できます!
ダイニング側の造作棚
対面式キッチン側にマルチ収納ボックスを造作するためには、「腰壁の厚みを太くする必要」があります。腰壁下にスペースが生まれ、そこを利用して「ダイニング側から棚を造作」。可動棚になっているため、飾ったり収納したりするモノに合わせて棚の高さをセッティングしていただけます。
棟梁のアイディアで、カウンターのアールをいかしコーナー部分を斜めにデザイン♪これぞ注文住宅ならではです。