Construction Case 建築実例・施工事例
京都T邸 – リビングは勾配天井 和室と続く大空間の家
1階から2階へ屋根を続けることにより勾配天井をリビングダイニングいっぱいに確保。吹き抜けの2階から除けるの小窓は、山小屋のように開放的な演出で訪れる人を楽しませてくれます。天然素材のムク材のフロアーと無添加住宅のしっくい壁を選ばれました。
勾配天井
勾配天井を2階のWICから覗き見たところ。ムク材の床と、見せ梁のクリア塗装が良い感じですね。大空間でありながらも、意匠的に見せ梁の位置を決めたかったので、専門の方に構造の事を確認しながらプランを進めました。
キッチンから見える風景
キッチンは、何気にこの家の特等席☆
リビングの壁面は向かって左側から、パソコンデスク、ピアノ置場、テレビ台があります。テレビも、お孫さんが引くピアノもしっかり見えます。
和室から見える風景
見せ梁の下にはダクトレールが設置されています。ダイニングテーブルに合わせて、ペンダント型の照明をつけるのもありですね。ダクトレールは後から照明を選んで、付け足せるのでおススメです。
照明計画
照明の大まかな配線打合せの後、DAIKO(大光電気)ショールームにてダウンライトの配置計画と器具を選定。部屋全体をスッキリ納める計画となりました。その中でも、和室の両サイド、2階の廊下とウォークインクローゼットの4ヶ所は、T様持込みの照明器具。ナチュラル+スッキリなお家に、ぽぅっと明かりを照らす、素敵な照明です。
キッチン横のカウンタースペース
T様は宇治市の建て替えのお客様なのですが、以前は裏の庭に面してキッチンがありました。新しいお家でもキッチンに緑を、との想いから観葉植物などを置けるスペースをお取りしました。
キッチンに床暖房対応のフロアタイル
キッチンの床には、清潔感を求めてフロアタイルを。しかもこの商品、床暖対応でキッチンにも大阪ガスの床暖房ヌックが入っているんです!キッチンが特等席な理由はここにもありました(笑)
サンゲツ フロアータイル
店舗や各種施設などの非住宅分野から、戸建てやアパート・マンションなどの住宅分野まで幅広い用途に対応する床用塩ビタイルの見本帳。意匠性や素材感を高め、さまざまなシーンに適応する商品を豊富にラインナップ。カーボンフットプリントマークを取得した、環境にも優しい床材です。
タラスタンダードのカップボード
カウンタータイプのカップボードの上には専用回路を増設。キッチン廻りは電気容量の大きい家電が多いので、現在お使いの家電を伺ってから「コンセントの位置やコンセント数、さし口数のご提案」をすることが多いです。
キッチン側にも
こちら側にもコンセント♪こちらは暖かいお茶を飲むときのティファール用として☆ お母様がキッチンでまったりされている様子が、目に浮かびます。
キッチンの標準装備
蛇口が延びるシングルレバー水栓と、洗剤やスポンジが置ける小物入れ。
間接照明
勾配天井、梁をかけて作った空間をうまく利用して間接照明を計画。弊社で下打合→DAIKO(大光電気)のショールームで明るさや商品を確認→弊社で予算も含めた最終打合せ、という形で採用する照明器具や配置を決めていきました。
勾配天井と無垢材の床
床のムク材(無垢材)は、マルホンのバーチ材を使用。
マルホンのホームページで施工例や材種を確認できます。
バーチ材は主に寒冷地に育つカバノキ科の樹木です。柔らかな木目と部分的にキラリと光る放射杢を持つのが特徴。英語ではバーチ、日本語ではカバザクラと呼ばれています(当社では熱処理材のカバザクラをバーチと呼んでいます。)
材は有用で、ヨーロッパ、ロシア、東アジア、北米で様々な用途に利用されています。主な用途は家具材、建築内装材、フローリング、敷居、ドアなどの建具材。材の見た目と性質がサクラと似ていることから、サクラの代用として使われ始めました。特にカバザクラは、本当のサクラではありませんが「さくら」と呼ばれることもあります。(マルホンのホームページから引用)
勾配天井とムク材の床
バーチ材とは、カバノキ科の広葉樹の建材のこと。カバザクラ、マカバ、サクラなどとも呼ばれる。バーチ材は、ヒノキ材と同程度の硬さで、均等で緻密な木肌をもち、反りなどの狂いが少ないという特徴を持つ。また、水にも強く、粘りや強度もあって磨くだけで艶もでるため、床材や家具材として使用されることが多い。(Weblio 辞書)
小上がりの和室
6帖の小上がり和室には100W相当のLEDダウンライトを4灯配置。和室に合う、四角いフォルムのダウンライトです。
リビングから和室
和室前の左右壁にある壁付け照明がアクセントになっています。こういった細かいところの照明配置や商品は、打合せによって決めていくのですが、いつも一緒になって設計士も楽しみながら選んでいます。